痛み止めは事故のもと
痛み止めは事故のもと
痛み止めは、身体が痛くて硬直してしまう様な時は、痛みが和らぐことで硬直が緩むが、それ以外ではあまりお勤めできません。

なぜなら、痛みは身体から出ているSOSの信号です。
故障しているから何とかして信号を送っているのです。
それなのに痛みを止めては、赤信号の交差点を走っているようなもの。
痛み止めを使っては、悪いところが有っても自覚できずに動いてしまい、痛み止めが切れた時に前以上に辛い思いをする羽目になります。
前以上に悪くしかねないのです。
折角出している信号を無視しないで上手に付き合って、事故の無いように身体をいたわってあげましょう。
例えばあなたが今、盲腸だったとします。
あなた「う~~~ん、痛いよ何とかこの痛みを止めてください!
お医者さん「分かりました、痛みだけを止めればいいんですね!」
強い痛み止めかもしれません、麻酔薬かもしれません、モルヒネっかもしれません。
何しろあなたのお腹の痛みは止まりました。
お医者さん「これで痛みは止まりまっしたから大丈夫ですね」
あなた「ありがとうございました」
これで、あなたの盲腸は治りましたか?
このまま放置するとどうなりますか?
痛みが無いけど症状は悪化しますね!
破裂して腹膜炎になるかもしれません。
もっと放置したらさて、あなたはどうなりますか?
例えば腰痛では死なないと思います。
痛み止め、ブロック注射などはこんな事を繰り返していると言うことを判って欲しいと思います。
しかし、たかが盲腸でも痛みだけ止めてそのまま放置したら死んでしまうかもしれません。
このように痛みだけを止めると言うことは、とても怖いことなんです。
私は20年間看護師として働いていました。
何の疑いも無、腰痛の患者さんには、湿布、痛み止めを出し、コルセットを勧めていましたが、治療家となって色々な事が分かってきました。
現在、薬のほとんどは、対症療法だけで根本から病気を治すものではありません。

たとえば咳が出ているときに咳止めを飲みます。
では何故咳が出ているのでしょうか?
肺の中に溜まっている悪いものを出そうとしているのです。
それを止めてしまっては悪いものが出ません。
下痢や嘔吐、熱もそうです。
折角白血球が細菌と戦おうとしているのに、熱を下げてしまっては戦うことも出来ません。
酵素が働けなくなってしまうのです。
痛み止めは、消炎鎮痛、解熱鎮痛剤と言う様に身体を冷やします。
体温が一度下がると免疫力が37%下がると言われています。
癌細胞も39度で死滅すると言われています。
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